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諸説入り乱れの習近平氏失踪 真偽は

2012年09月12日
【新唐人2012年9月12日付ニュース】中共の一貫したブラックボックス政治から外界は十八大を「神秘的」と形容しています。習近平氏の連日の行方不明に関しても、中共は「国家機密」扱いです。
 
正常な社会体制では、指導者の近況や健康状態は秘密ではありません。例えば2004年5月、当時のブッシュ大統領が自転車で負傷したときや2010年オバマ大統領がバスケットボールで負傷し、12針を縫ったときも米政府は即座に情報を公表しました。しかし習近平氏は9月5日から消息が途絶えていますが、当局が口を閉ざしているため、外界の疑問は深まる一方です。外国メディアが習近平氏失踪の五つの可能性を挙げました。文昭さんにお伺いします。
 
司会者
習近平氏がクリントン長官との会談を取りやめてからずっと姿を見せていませんが、その原因について五つの言い方があります。
 
評論家 文昭さん
9月9日博訊網が文章を掲載し、習近平と賀国強が事故を装った暗殺に遭い、重傷を負ったと報道しました。この暗殺説は恐ろしい事で、まだ排除できない可能性の一つではありますが、この種の「事故」暗殺については私は疑問に思います。中共指導者が視察に出るとき、車列には護衛車両が付き、他の車が近寄るのはほぼ不可能です。指導者の車が1台で走ることはほとんどありません。博訊網は情報源に対し、あまり審査しないようです。この文章も掲載してから数時間後取り下げました。つまりこの暗殺説はやはり問題があるということでしょう。
 
私が思うに、習近平が公務で多忙との説も成り立ちません。なぜならそのために、クリントン長官との重要な外事活動を取り消す必要はないからです。しかも10日以上失踪していて、外界の強烈な疑いの中でも彼は姿を見せていません。
 
他にもサッカーと水泳で背中を負傷したとの噂もありますが、これもいかがなものでしょう。この種の運動による軽度の負傷くらいで、彼のように敏感な大人物がこの敏感な時期に、これだけ長い間姿を消すことはないのです。
 
なので、様々な怪しい雰囲気の中で、習近平の健康問題が疑うべき方向ではないかと思います。西側メディアが習近平が軽度の心臓病発作で入院しているため、姿を見せていないと推測していますが、この可能性はあると思います。その他、人身安全問題の可能性も排除はできないと思います。
 
司会者
9月10日、中国中央党学校の「学習時報」が9月1日の入学式典での習近平の講話を全文掲載しました。姿を見せないまま、文章だけ掲載するこの挙動をどう見るべきでしょうか?
 
評論家 文昭さん
習近平は姿を見せていないので十数日前の講話で持ち出して、彼の存在を示していますが、これは逆に外界の疑いを強めることになりました。外交部報道官の答えも曖昧で、外交部も習近平の近況を知らされていないのかもしれません。習近平に関する質問には回答ができないと示しました。これらの数々の異常な現象から背後に重大かつ驚くべき事が潜んでいるかもしれません。
 
司会者
ありがとうございました
 
 
(翻訳/坂本 映像編集/工)
 

 

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